21世紀の新しい左派について

＜p＞監督の哲学で読み解く右派と左派のサッカー思想史＜/p＞ ＜p＞「左翼のフットボールと右翼のフットボールがある」＜/p＞ ＜p＞これは1978年のワールドカップでアルゼンチンを初優勝に導いた監督、セサル・ルイス・メノッティの言葉です。

＜br /＞ 本書では、このメノッティの言葉に着想を得て、サッカー監督たちを右派と左派に分類しながら、その哲学を読み解いていきます。

＜br /＞ 勝つために手段を選ばない者たちと、美しく勝つことにこだわる者たちの戦いで進化してきたサッカーの魅力とは何かを問うていきます。

＜/p＞ ＜p＞果たして勝利至上は悪で、理想主義は善なのか?＜/p＞ ＜p＞そして、あなたの好きなサッカー監督は右か左か?＜br /＞ 否、あなた自身がサッカーにおいて右寄りか左寄りか?＜br /＞ 本書を読み終えた頃、あなたははっきりと自身がどっちの志向を持つ人間なのか、認識できるはずです。

＜/p＞ ＜p＞右翼のサッカーの特徴＜br /＞ ・勝利至上 ・手段を選ばない ・基本、破壊者 ・守備から入る ・軍隊的な規律＜br /＞ ・フィジカル重視 ・「つまらない」と評される ・アクション映画的＜/p＞ ＜p＞左翼のサッカーの特徴＜br /＞ ・理想主義 ・勝ち方にこだわる ・基本、創造者 ・攻撃的 ・勝負弱い＜br /＞ ・テクニック重視 ・熱狂的な信者多数 ・恋愛映画的＜/p＞ ＜p＞【目次】＜br /＞ Chapter1 右翼のサッカーと左翼のサッカー＜br /＞ 左派の賢人メノッティの言葉/スコットランドで生まれた左翼のサッカー/＜br /＞ カテナチオと勝利至上主義/カウンターだけのサッカーは存在しない/大衆の抵抗手段としてのカウンターアタック＜/p＞ ＜p＞Chapter2 右派と左派の肖像I＜br /＞ 気鋭の右派 ディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリー/極左の巨星・グアルディオラ/中道モウリーニョの非凡なる平凡さ＜br /＞ Chapter3 右派と左派の肖像II＜br /＞ 左も極めれば右/クロップのアナーキーな魅力/＜br /＞ ヴェンゲルのユートピア/“中道”左派 ビエルサとその一派＜/p＞ ＜p＞Chapter4 ナショナルチームの右翼と左翼＜br /＞ ブラジル フッチボウル・アルテという遺産/イタリア 1-0のDNA/＜br /＞ ドイツ 交互に表れる2つの顔/アルゼンチン メノッティ派vsビラルド派/フランス 将軍と移民とイタリアと＜br /＞ Chapter5 欧州サッカーにみる右翼と左翼の興亡小史＜br /＞ スコットランドが伝えた左翼のサッカー/ハンガリアン・ラプソティ/＜br /＞ カテナチオの台頭/リスボン・ライオンズとトータルフットボール/現代サッカーの分岐点 クライフとサッキ＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。

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